計量後のリカバリー
以前投稿で水抜きのメリットについて書きましたが、
今回はその水抜き後のリカバリーについて書いていきたいと思います。
水抜きを行うことで体格的な優位に立つことができますが、それはしっかりとリカバリーができたらの話。
よくあるのは
「よっしゃー!計量クリアしたぞ!」
といって、それまで我慢してきたものを食べてしまったり、飲んでしまったり。。。
(ちなみに水抜きしていなくとも計量後に何食べるかはとても大切です。)
僕自身4回戦時代は
計量後にステーキとジュース、帰ってさらに食べて吐き戻してしまったり。。
そんなのでいい動きができるわけありません。
計量終わっても試合が終わるまでは試合のための準備をしていきましょう。
リカバリーとは
まずなぜリカバリーをしなくてはならないのか。
計量後の体は当然ながら色々なものが不足しています。
水分が足りない状態では、血液量も減っているため消化機能も落ちています。
その状態では食事で栄養を摂取したくとも4回戦時代の僕のような結果になるでしょう。
まずは体水分を元に戻してあげる必要があります。
そして今まできつい練習をしてもたっぷり食事が取れなかったためグリコーゲン(糖質)も不足しているので
大量に糖質を摂取してあげる必要があります。
つまり体をよく動ける状態に戻してあげることが必要です。
リカバリーの方法
2021年1月14日試合前に撮ったリカバリーをyoutubeにあげているのでよかったらこちらも見てください。
計量をクリアしたらまずはすぐに水分補給をしていきます。
この時ただの水だとまたすぐに尿として排出されてしまい補給ができないので
経口補水液など体の浸透圧に近いものを摂取しましょう。
塩分(ナトリウム)が含まれていないと細胞外液への補給ができないため血液量などを戻すことができません。
摂取するペースですが、水分が胃内から排出される速度はそこまで早くないので一気飲みはしないようにしましょう。
ある本では、最大で1時間1.3ℓを超えることがないと書かれていましたが、胃内排出速度に関して明確なその他の記述が見つけられませんでした。
でもその1.3ℓで計算しても15分ごとに300mlほどなのでやはり少量ちびちびですね。
それを水抜き量と同じ量飲んでから固形色を食べはじめます。
食べるものとしては糖質がメインです。
ここは意見が分かれるかと思いますが、僕は最低限のタンパク質や少量脂質も入れるようにしています。
(ただ負担が糖質に比べて多いので食べるのは3食目ですが)
糖質量の目安としては24時間で水抜き前の体重から×12gです。
なので例としては
60kg×12g=720g
これをカロリーで計算すると
720g×4=2880kcal
になります。
これを計量後から24時間で摂取するのでなかなか大変ですよね(笑)
これを固形食だけでは厳しいので僕はいつもCCDという糖質ドリンクを飲みながら摂取しています。
糖質の吸収スピードは1時間に60g程度と言われているのでここもどか食いはせずに
こまめに2〜3時間おきに食べられるといいと思います。
種類としては高GIの物が計量当日は特にいいと思います。
僕は嵩が少ないのでお餅と白米を食べています。
まとめ
今回は計量日のリカバリー方法について書いていきました。
試合でよく動けるように水分、糖質をしっかりと戻して試合でのパフォーマンスをあげていきましょう!
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