力の立ち上がり率~RFDとは~

2021年5月19日

競技動作を行う上で、例えばパンチを打つ、ステップインするという動作の上で、短い時間でより強い力を産むということがとても重要になってきます。

爆発力という言い方がわかりやすいでしょうか。

以前YouTubeでもお伝えしましたがボクシングのパンチ動作は、「脚で産んだ力を拳に伝える」というのがとても重要になってきます。

ただこの脚で力を産む際、蹴りこみにかける時間というのは本当に短い時間です。

この短い時間でいかに最大筋力に近い力を発揮する。というのもとても大事な要素になるかと思います。

この最大筋力までの力の立ち上がり率のことを″RFD″といいます。

例えばスクワットの1RMを体重の2倍以上挙げられるような最大筋力の高い選手がいてもこのRFDが低ければパンチが強くない可能性もあります。

ゆっくりとした動きの時には力が発揮できるが、早い動作では発揮出来ていないという事ですね。

このRFDの向上には(またまた)YouTubeでも紹介したプライオメトリクスなどの低負荷・高スピードのトレーニングで向上が望めます。

しかしながら当然最大筋力がまず高いという事も重要な点なので、そこを向上させるに為に高負荷・低スピードのトレーニングもやっていた方が効率がいいと思います。

期分けするのであれば、試合が決まるまでは高負荷で最大筋力を高めつつ、試合の1~2ヶ月前から低負荷でスピードメインでやっていくといいかと。

もちろんそれだけでパンチが強くなる訳ではなく色んな要素がありますので、そのひとつとして見ていただけるといいかと思います。

その体の使い方・動かし方をYouTubeで紹介していっていますのでよければ見てみて下さい。